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絶景の家に暮らすおばあちゃん

2016年12月10日

町の最北部、綾目・山岡地区。お隣の久井町との境に位置。地区の高齢化と共に休耕田が目立ちはじめている。地元の農家さんや農業法人によって管理・活用されているが年々難しくなっているという。そんな地区の高台に家を守りながら暮らす女性・実森雪子さん(93歳)。
御調の個人医院の一つ「戸谷医院」の先生から実森さんことを教えてもらい訪ねたことがきっかけで、度々訪れるようになった。実森さんの家は集落の高台にあり、調べてみると標高482メートルもあった。家の周りには大きな田畑が広がっている。
最初に訪れた時は「誰ですか?なんの用です?」と驚かせてしまったが、何度も足を運ぶうちにいろいろな話をしてくれるようになった。
「畑で小豆を栽培していて、美味しかったこと」「ご主人が早くに亡くなって、ずっと一人で家を守ってきたこと」「腰を痛めていて辛いこと」「家の周りが荒れるのが気になること」など、ここでの暮らしを感じさせる話ばかり。「先祖代々の土地と家を守る」という気持ちがとても強い。
実森さんは93歳とは言っても、とてもしっかりしている。質問してもきちんと返答できるし、こちらが話した細かな事まで良く覚えている。
「家を守る」という強い気持ちが、実森さんを支えているのだと感じる。

これまでの訪問でお連れした人は様々。東京から来たデザイナー、カメラマン、ビール作りをしたいというアメリカ人、地元の若いママさんたちなど。実森さんは、いつも優しく迎えてくれる。

この地域の田畑は日当りが良く、水もきれいな素晴らしい環境。昔は、お米以外にも小豆や黒豆を植えたそうです。
お年寄りの知恵を引き継いで田畑を耕しませんか?田舎へ移住したい若者は大歓迎です!

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